井原雲涯とゆかりの書家

井原雲涯は、慶応4年(1868)現出雲市多伎町に生まれ、大正から昭和初期にかけて全国で注目された書家です。漢学を内村鱸香に学び、明治25年(1892)日下部鳴鶴に入門し、県内の高等小学校や島根県女子師範学校(習字科)に勤務しながら研鑽を重ねます。大正6年(1917)鳴鶴が主宰した「大同書会」発起人に名を連ね、上京して機関誌『書勢』の編纂に携わり、主幹として手腕を発揮し名家を育てました。雲涯は南画にも造詣が深く、『日本南画集覧』、『五岳上人神品』等の編纂・刊行にも注力しています。情熱と強い意志をもって書道研究・振興に尽力しましたが、昭和3年(1928)に61歳で急逝しました。
本展では、井原雲涯の事績をたどるとともに、ゆかりの書家ならびに大正から昭和時代の出雲の書家を紹介します。

 井原雲涯とゆかりの書おもて   井原雲涯とゆかりの書うら

期  間:2024年9月28日(土)~12月1日(日)
休館日 :月曜日(10月14日、11月4日は開館)
開催時間:午前9時~午後5時(最終入館は16時30分)
場  所:出雲文化伝承館 展示室
観覧料 :一般700円
    ※高校生以下無料
    ※障がい者手帳、戦傷病者手帳をお持ちの方とその介助者1名は半額
    ネットクーポンはこちら

 

 

ギャラリートーク
担当学芸員によるギャラリートークを開催します。

◇日 時  10月12日(土) 10月27日(日)
      11月16日(土) 12月1日(日)
◇時 間  午前11時~午前11時30分
◇講 師  担当学芸員
◇参加費  観覧料(予約不要)


出雲商業高校 書道パフォーマンス
出雲商業高等学校の生徒たちによる、書道と音楽を融合させた迫力の「書」のデモンストレーションです。

◇日 時  11月9日(土)
◇時 間  午前10時~午前10時30分
◇場 所  出雲文化伝承館 縁結び交流館
◇入場料  無料

 

第30回記念 出雲総合芸術文化祭 書道展
◇日 時  10月23日(水)~10月27日(日)
◇時 間  午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
◇会 場  出雲文化伝承館 縁結び交流館
◇入場料  無料
◇主 催  出雲書道会