マエストロの特別主位研究講座2025

オペラを歌うための声づくりの極意~イタリア・オペラの魅力~ 第2夜・第3夜

gokui2-3

『オペラと音楽に命を吹き込む “グリンタ” とは何か』
― 心の叫びを伝える表現力 ―

共にステージを創る合唱とオーケストラの仲間たちへ。
そして、オペラを愛する鑑賞者の皆さまへ

音楽には、音そのものを超えた「何か」があります。
それは、言葉にできない感情であり、役の人生を生き抜こうとする意志であり、舞台上の“今”にすべてを懸ける魂の力だと言えるでしょう。
イタリア・オペラの核心にある「グリンタ(grinta)」は、まさにその象徴です。
技巧だけでは届かない、声と音に宿る“心の叫び”を、私たちはどれだけ届けられるでしょうか。

この講座では、出演者である皆さんと共に、そしてオペラを愛するすべての方々と共に、
“グリンタ”の本質に迫る時間を持ちたいと願っています。

チラシ(PDF)のダウンロードはこちら


|概要|

講座は前編・後編のいずれか一方のみの受講も可能ですが、両編を通してご参加いただくことをおすすめいたします。
5月の導入編(第1夜)に続き、ここでしか聞けない貴重なお話が展開されることでしょう。 

第2夜「前編/ウィーン編」
ウィーン音楽院オペラ科での授業体系や教育理念、伝説的メゾソプラノ歌手・ジュリエッタ・シミオナート先生との出会いと、その貴重なレッスン内容について伺います。また、蓮井先生が国際コンクールの審査を通して見出した「表現力とは何か」にも触れていただきます。実技ではサルバトーレ・マルケージ教本より「第2 番」を用い、声と息のコントロール、「レガートとポルタメント」を体験的に学びます。

第3夜「後編/イタリア編~それから」
《シルヴァーノ》の上演に向けて、改めてイタリア・オペラの核心に迫ります。マスカーニの音楽にも込められている、イタリア・オペラに不可欠な“grinta”の本質に触れつつ、合唱・オーケストラがオペラの中で担う役割とは何かを共に考え、さらなる表現の高みを目指します。実技ではマルケージ教本「第3 番」を題材に、声と呼吸を通して「滑らかなフレーズ作り」と“表現力”を身体で体得するワークショップを行います。


|講師|

蓮井 求道 HASUI Gudo

・北九州シティオペラ理事長/芸術監督
・二期会会員
・くらしき作陽大学名誉教授/特任教授
・出雲芸術アカデミー芸術アドヴァイザー


|ナビゲーター|

中井 章徳 NAKAI Akitoku

・指揮者
・出雲芸術アカデミー芸術監督


|日時|

  • 第2夜「前編/ウィーン編」
    2025年6月9日(月)19:15~21:15
  • 第3夜「後編/イタリア編~それから」
    2025年7月14日(月)19:15~21:15

|定員|

各回 先着30名


|お申込み|参加費|

  • お申込み
    下記URLからお申込フォームにアクセスしてください
    https://forms.gle/cdgiqgmgF9XM44186
  • 参加費
    各回 1,000円(高校生以下無料)
    ※当日、受付にてお支払いください

|その他|

  • 「サルバトーレ・マルケージ」の楽譜(2番〜3番)をお持ちの方は当日お持ちください。

|会場|

出雲交流会館 第2アンサンブル室
島根県出雲市今市町北本町2丁目1-10 【MAP】